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■ 卵巣のう腫について-ちょっと気になる女性の病気 

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監修:医療法人社団 三善会 林 泰 先生

卵巣のう腫について

症状が表れるのは、のう腫が大人のこぶし程に大きくなってからで、

1. 妊娠しているわけではないのに下腹部が膨れてくる(通常ならば親指ぐらいの大きさの卵巣が、赤ちゃんの頭ぐらいに大きくなることもある)

2. 下腹部を触るとしこりがある

3. 腹痛、腰痛、便秘などを起こす(のう腫が膀胱や尿管、直腸などを圧迫するため)

4. のう腫の根元がねじれた場合は(茎捻転)、激烈な痛みが出現し、救急車で入院、緊急手術が必要になります。

 良性卵巣腫瘍全般を卵巣のう腫ということもありますが、正しくは良性卵巣腫瘍のうち、内部に液体成分を認めるものを卵巣のう腫と言います。排卵前の卵子の周囲にたくさんの水が溜まって卵巣が腫れて見える機能的なものから、歯や毛髪、脂肪を含んだ皮様のう腫(デルモイドのう腫)といったものまで多種多様な種類があります。
  卵巣は子宮の左右に一つずつ、成人の親指の頭くらいの大きさの臓器です。卵子を蓄え、女性ホルモンを始めとした内分泌の要と言えるところです。しかし、子宮とは付いていますが基本的にお腹の中で自由に動き、痛みを感じる神経もないため、ここで何か異常が起きていても初期に気づくことはまずありません。 多くの場合、相当大きくなって下腹部にしこりとして触れたり、のう腫の付け根がねじれて(茎捻転)激痛が生じたり、破裂して下腹痛が出現して気づきます。
 中には卵巣がんが発生していることもあり,症状はなくとも定期的な検査を受けることをお勧めします。
症状は・・・
1. ほとんどの場合,症状はありません。
2. 大きくなると下腹部にしこりを触れることがあります。
3. 下腹痛や腰痛,排便痛,便秘,性交渉時の痛みなどが生じることもあります。

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