「坐骨神経痛」の原因には、1)椎間板の中にある髄核が外に飛び出す「椎間板ヘルニア」、2)脊椎の骨にとげ状の突起ができたり、じん帯が厚くなったために、神経の出口や通り道が狭くなる「変形性脊椎症」などさまざまな病気があります。
この痛みの特徴は、季節や体調によって症状が強まったり弱まったりします。体を動かすときの“動き出し”に強い痛みが起き、また、長く立っていると脚に痛みとしびれが生じるなどの特徴があります。
一方で、「脚が痛んだりしびれたりして歩けなくなるが、座って休んでいると、楽になりまた歩けるようになる」このような症状の場合は、神経の通り道が狭くなっている「脊柱管狭窄症」が考えられます。
いずれの場合でも、体に害のない飲み薬と、神経ブロックなどを組み合わせて治療します。この治療法は、痛みを和らげ、神経への血流を改善させ、神経が治るのを助けます。その結果、痛みやしびれから開放され、何ら支障なく生活できる方が、多くいらっしゃいます。
もう治らないからとあきらめないで、この治療法を試してみることをおすすめします。 |