■私は歯医者ですが歯を直すことはできません!
「えっ!?」、と思われる方も多いでしょうが事実です。
というより、虫歯になった歯を元通り出来る歯医者はいないのです。それでは、歯医者で行っている歯の治療とは何なのでしょうか?
世間に多い歯医者の治療とは一般的に歯の補修工事になるのです。虫歯になったところを削り取りその部位に不活性材料で補填するという物なのです。決して元々あった健康な歯に戻ったわけではありません。
このように書くと
「なんだそんなこと当たり前じゃないか」
と思われる方も多いと思います。
「では、その補修工事をした歯は、どの位もつかご存知ですか?」
どんなに詰めたり被せたりしても日本では平均10年も保たない人が多いのです。
つまり、歯医者で治したと思った歯はその後また何年かすると再発を起こしてくることが殆どなのです。そして更に大きく削り補修をする。その繰り返しです。でもいつかその繰り返しが出来ない時がやってきます。大抵は金属の被せ物の歯に問題が起こる時です。そしてついには歯を抜去する事になってしまうのです。
削って詰めるだけの治療を行っているのは先進国の中でも日本だけのようです。それでは虫歯の繰り返しの多く、削って詰めるだけの治療をしている日本人のお口の中はどうなっているのでしょうか? 80歳で20本以上歯が残っている人の割合は30%しかないのです。義歯を装着している人の割合は実に90%以上になるのです。
■義歯にならないで生涯自分の歯で食事をしたい!
これは誰しも思うささやかな願いです。でも今の日本では大多数の人はこれを叶えられていないのです。
それでは、ここからが大事です。
いつまでも自分の歯を健康に保つためにはどのようにしていったらよいのでしょうか?
それには、治療を受ける患者さん側では歯科とのかかわりあい方を、治療を行う歯科医院側では治療の考え方を今までとは大きく変えていかなければなりません。
治療の基本はまずその病気の原因を取り除くことからはじまるのです。原因の改善をなくして削ってつめるだけの治療を行う従来の方法から変えていく必要が有るのです。
患者さんの病気の原因を取り除くことも治療のひとつと考えます。原因が改善してからはじめて修復治療が行われるのです。
さらに重要なことは必要な部位の修復治療が行われた後にその原因の改善状態が維持されていくことなのです。そのための継続的な歯科医院でのケアが必要となってくるのです。
原因の除去とそれを維持するメンテナンス
この両者を取り入れてはじめて患者さんのお口の健康を守っていくことが出来ると須田歯科医院では考えています。
このように言うとなにか特別なことを行っていると思われますがこのような診療の進め方は北欧の歯科の先進国では当たり前に行われていることなのです。 人々は継続的に虫歯にならないように原因の除去を行うために歯科医院に通いケアを受け、健康な歯を手に入れているのです。これらの国では歯医者に通う理由が日本とは異なるのです。
■歯を失わないための歯科治療
色々と前置きが長くなりましたが、歯を失わないための歯科治療とは
「削って詰めるだけの治療」→「原因の除去とメインテナンス中心の診療」
への転換を行うことが必要と考え、須田歯科医院では現在このための予防診療システムを取っています。具体的な治療の流れについては初診の流れを見ていただきたいと思います。診療中の説明とあわせてご理解いただきたいと思います。
■賢く歯科医院と付き合っていきましょう!
患者さんの生涯の健康を守ることは歯科医師一人だけの技量で決まるものではありません。唾液検査を基にした予防プログラムの実践と継続的なメンテナンスを行える環境が必要になってきます。
そのための予防診療システムが確立されていることやその中心的なスタッフである歯科衛生士の能力が発揮できるような診療室環境(歯科衛生士が自分専用の診療台を持っている)であることが必要です
歯の治療は悪くなってからでは、痛みを伴ったりいやなものです。いやな思いをして直した歯も削ってつめただけでは冒頭の話のようにまた再発を繰り返してより多くの治療費がかかるというのは、お勧めできません。
継続的なメンテナンスは歯科医院で行われる数少ない気持ちのいい処置です。病気の原因を改善し、気持ちのいいケアを受けることによりお口の健康を維持することのほうがより賢い歯科医院との付き合い方だと思います。
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