■エビデンスにもとづく咬合診断と長期にわたるメンテナンス完備
平成3年に開業してから10年以上が経過しておりますが、過去から現在にいたるまで多くのいろいろな治療をさせていただきましたが、そのなかでかみ合わせの力のコントロールと歯周清掃のメンテナンスがうまくできているものに関しては、その予後がかなり長期間安定していることがわかってきました。つまり我々が言うところの咬合(噛みあわせ、かみ合わせ)です。
インプラントを入れるにせよ、矯正をするにせよ、何故治療しなければいけなくなってしまったのかを考えずに、ただ歯の抜けてしまった箇所だけをおぎなったり、見かけだけの歯並びを治しても長期間快適に予後を過ごせない場合があまりにも多いのは残念なことです。
したがって、治療するにあたって、現在のトラブルが起きている場所の本当の原因は実はそこの歯だけのもんだいではない場合も多々あるということを認識していただくことが重要です。
かみ合わせ(咬合)に関しても、いわゆる不定愁訴とよばれる頭痛、腰痛等の別の違和感が本当はかみ合わせの悪さに起因しているのか、ほかの要因が考えられるのかをはっきりと調べる必要があります。
そのために当医院では元ウィーン大学(オーストリア)現ドナウ大学のスラヴィチェック博士らの提唱した概念や、神奈川県歯科大学成長発達歯科学教室の佐藤教授らの提唱した概念などを採用しております。
これらの概念は、理想的な天然歯に本来備わっている機能的な形態をふまえて患者さんそれぞれの顎の動きやかみ合わせを考慮して補綴物(かぶせ物や入れ歯など)を制作していく治療法です。自費診療などで素材がどんなに良くても、その方の顎の動きに調和していないためにしっくりとしない補綴物や入れ歯をわれわれはよく見受けます。最終的には皆様方のお口の中に入る補綴物は歯科技工士さんが作ります。
このような概念を理解している歯科医師と歯科技工士が共同でどのようにその方のお口に合った最終補綴物を作っていけばよいのかは、双方ともにしっかりした概念を知らなければできない作業なのです。
むしろ入れ歯やかぶせ物などはそのかたにあわせた立派な人工臓器といえるでしょう。そのためコンピュータライズされたアキシオグラフ(CADIAX http://www.gammadental.com/)による顎機能診断装置をはじめ、セファロ、顎関節規格写真、ブラキシズムチェッカー、模型分析筋触診、そして既往症などによる術前の綿密な審査のもとにその方の現状を正確に把握した上で安全な予後が約束される治療が開始されていきます。
*完全予約制です。
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